「LPを作ったのに、スマホからの離脱率が高くてコンバージョンにつながらない…」
そんな悩みを抱えていませんか?実は今、スマートフォンユーザーの行動変化に対応した「スワイプ型LP」が注目を集めています。InstagramストーリーズやTikTokのような縦スワイプ操作で閲覧できるこの形式は、従来型LPと比較してCVR(コンバージョン率)が最大248%向上したという事例も報告されています。
この記事では、スワイプ型LPの基本概念から従来型LPとの違い、具体的なメリット・デメリットまでを徹底解説します。あなたのビジネスにスワイプ型LPが適しているかどうかも判断できるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。
スワイプ型LP(縦型LP)とは
スワイプ型LPとは、スマートフォンの縦スワイプ操作で1画面ずつ切り替えながら閲覧するランディングページのことです。「縦型LP」「スライド型LP」「フリック型LP」などとも呼ばれます。
スワイプ型LPの基本的な特徴
スワイプ型LPには、以下のような特徴があります。
- 1画面1メッセージ:情報を画面単位で区切り、1つずつ順番に伝える
- 縦スワイプ操作:上方向にスワイプして次の画面に進む(InstagramストーリーズやTikTokと同じ操作感)
- スマホファースト設計:スマートフォンでの閲覧を前提にデザイン
- 進捗の可視化:インジケーターで「全体の何枚目か」がわかる
SNSの普及により、多くのユーザーがスワイプ操作に慣れています。この操作性をLPに取り入れることで、ユーザーにとってストレスのない閲覧体験を提供できるのです。
なぜ今スワイプ型LPが注目されているのか
スワイプ型LPが注目される背景には、スマートフォン利用の爆発的増加があります。
総務省の調査によると、日本のスマートフォン保有率は90%を超え、WebサイトへのアクセスもPCよりスマートフォンが主流になっています。特にECサイトでは、トラフィックの70%以上がスマートフォンからというデータもあります。
しかし、従来の長い縦スクロール型LPは、PCでの閲覧を前提に設計されていたものが多く、スマートフォンでは「どこまでスクロールすればいいかわからない」「途中で飽きて離脱してしまう」という課題がありました。
スワイプ型LPは、こうしたスマートフォン時代の課題を解決する形式として生まれました。
従来型LPとスワイプ型LPの違い
スワイプ型LPと従来型LP(縦スクロール型LP)には、構造や特性に大きな違いがあります。
構造の違い
| 項目 | 従来型LP | スワイプ型LP |
|---|---|---|
| 閲覧方法 | 縦スクロールで連続的に閲覧 | スワイプで1画面ずつ切り替え |
| 情報構成 | 1ページに全情報を配置 | 1画面1メッセージで区切る |
| 長さ | 縦に長い(5,000〜15,000px) | 5〜15枚程度のスライド |
| 進捗把握 | スクロールバーで推測 | インジケーターで明確に把握 |
| 最適デバイス | PC・スマホ両対応 | スマートフォン特化 |
ユーザー体験の違い
最も大きな違いは、ユーザーの能動性です。
従来型LPでは、ユーザーは受動的に長いページをスクロールします。途中で興味を失うと、どこまで読んだかわからなくなり、離脱につながりやすい傾向があります。
一方、スワイプ型LPでは、ユーザーは自分で「次へ進む」という能動的なアクションを取ります。この小さなコミットメントの積み重ねが、最後まで読み進める動機づけになります。
心理学では、これを「一貫性の原理」と呼びます。一度行動を始めた人は、その行動を最後まで続けようとする傾向があるのです。
数値で見る違い
実際のデータでは、以下のような違いが報告されています。
| 指標 | 従来型LP | スワイプ型LP |
|---|---|---|
| 平均滞在時間 | 45秒〜90秒 | 70秒〜160秒(1.5〜1.8倍) |
| 読了率(最後まで見た割合) | 約40% | 約65% |
| 離脱率 | 約50% | 約25% |
| CVR(コンバージョン率) | 基準値 | 150〜248%向上 |
※数値は複数の事例から算出した参考値です。業種・商材・流入元により結果は異なります。
スワイプ型LPの5つのメリット
スワイプ型LPを導入することで、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。
1. 離脱率の大幅な低下
スワイプ型LPでは、1画面ごとに「次を見たい」という心理が働くため、離脱率が大幅に低下します。ある化粧品ECでは、従来型LPの離脱率50%がスワイプ型LPで25%に改善したという事例があります。
2. 情報の伝達効率が向上
1画面1メッセージの構成により、ユーザーは情報を整理しながら理解できます。従来型LPでは「情報が多すぎて何が重要かわからない」という問題が起きがちですが、スワイプ型LPでは各画面で伝えたいことが明確です。
3. スマホユーザーとの親和性
InstagramやTikTokに慣れたユーザーにとって、スワイプ操作は日常的な動作です。「LPを見ている」という意識よりも「コンテンツを楽しんでいる」という感覚で閲覧してもらえます。
4. 分析・改善がしやすい
スライド単位でデータを取得できるため、「何枚目で離脱が多いか」「どのスライドの滞在時間が短いか」が明確にわかります。これにより、ピンポイントでの改善が可能です。
5. A/Bテストが容易
スライド単位でコンテンツを差し替えられるため、A/Bテストが実施しやすくなります。「3枚目のコピーを変えてみる」「5枚目の画像を差し替える」など、細かな検証が可能です。
スワイプ型LPの3つのデメリット
メリットばかりではありません。スワイプ型LPには以下のようなデメリットもあります。
1. PC閲覧時の体験が劣る場合がある
スマホに最適化された設計のため、PCで閲覧した際に違和感が生じることがあります。ターゲットユーザーのデバイス比率を確認し、PCユーザーが多い場合は従来型LPとの併用を検討しましょう。
2. 情報量に制限がある
1画面に表示できる情報量は限られます。詳細なスペックや長文の説明が必要な商材では、情報を削ぎ落としすぎると伝わらない可能性があります。
3. 制作スキル・ツールが必要
スワイプ型LPの制作には、専用ツールやコーディングの知識が必要な場合があります。ただし最近は、ノーコードで作成できるツールも増えています。
スワイプ型LPが向いている商材・業種
スワイプ型LPは万能ではありません。特に効果を発揮しやすい商材・業種をご紹介します。
向いている商材
- EC・物販:ビジュアルで訴求できる商品(化粧品、アパレル、食品など)
- サービス申込:体験予約、資料請求、問い合わせなど
- 採用・求人:会社の魅力をストーリーで伝えたい場合
- イベント・キャンペーン:期間限定の訴求
- 教育・スクール:体験申込、説明会予約など
向いていない商材
- 詳細スペックが重要な商材:BtoB製品、不動産の詳細情報など
- 比較検討が必要な商材:高額商品で熟考が必要なもの
- PCユーザーが主なターゲット:企業向けサービスなど
判断のポイント
あなたのLPにスワイプ型が向いているかは、「スマホユーザーの割合」と「ビジュアルで訴求できるか」の2点で判断できます。スマホ比率が70%以上で、写真や動画で魅力を伝えられる商材であれば、スワイプ型LPは効果的です。
実践チェックリスト
スワイプ型LP導入を検討する際は、以下のチェックリストを活用してください。
- ターゲットユーザーのスマホ比率は70%以上か
- 商品・サービスをビジュアルで訴求できるか
- 伝えたいメッセージを8〜12枚程度に分割できるか
- CTAまでのストーリーを描けるか
- 制作リソース(ツール、デザイナー)を確保できるか
- A/Bテストで改善を続ける体制があるか
- PCユーザーへの対応方針は決まっているか
まとめ
スワイプ型LPは、スマートフォン時代に最適化されたランディングページの形式です。従来型LPと比較して、離脱率の低下やCVR向上に大きな効果を発揮します。
ただし、すべての商材に向いているわけではありません。あなたのターゲットユーザーとアクセスデバイスを分析した上で、導入を検討しましょう。
この記事のポイント
- スワイプ型LPは1画面1メッセージで、縦スワイプで閲覧するLP形式
- 従来型LPと比較してCVRが150〜248%向上した事例がある
- 読了率65%、離脱率25%など、数値的な改善が期待できる
- スマホ比率70%以上、ビジュアル訴求できる商材に向いている
- PC閲覧時の体験や情報量の制限には注意が必要